表示器の製作

(2010/5/17)

今までの表示器は時刻とロック状態だけを見るようになっていたのですが
もう少し大きい表示器を入手したので少しソフトを改造しました

今度の表示器は20文字4行でバックライト付きです。


今回製作した新しい表示器

前回の表示器と上の2行はほぼ同じですが時刻がGPS時間を示しているのかUTCの表示なのかの表示を追加しました。
下の2行は ロック時は1PPSと10MHzのオフセットの表示 非ロック時はいくつかのエラーの表示をします。
今回表示できるエラーは"Oscillator Volt Limit", "Antenna Open", "Antenna Short", "No Satellite"の4つのみです。
その他に、設置位置確認中は進行度の%表示と ホールドオーバー時の継続時間を表示させる予定です。
これらはいくつか同時に起こったときは数秒ごとに交互に表示します。
電源は5V〜12Vで動作します。 電流は実測で約80mAでした。(制御回路の消費電力はわずかでほとんどLCDのバックライトの電流です。)



製作した基板

小型にするためと基板の孔あけを少なくするためほとんどの部品を表面実装にしました
回路はレイアウトの都合で若干ピンの割り当てを変えましたが前回の基板とほぼ同じです。
たくさん線が出ているのはデバッグ中のため


新基板の製作

(2010/7/1)
製作した表示器基板が好評のため両面基板で製作しました

製作した基板
小型にするために電源と信号入力を1つのコネクターにまとめてみました
発振器はセラロックに変更しました
コネクターは2.5mmピッチの物なら使えると思います。推奨は日圧のXHコネクターです。
もちろんコネクターをつけずに直接リード線をつけてもOKです。

回路図です。



この新基板は 秋月の超小型16文字2行タイプLCDでも ソフトを2行タイプの物を入れれば使えます。
そこでついでに小型の2行タイプも作ってみました

小型表示器の製作


表示内容は前回の2行タイプと同じ1行目に日付と時刻、2行目はロック状態のステータスです。
小型になったので薄型のケースにも入ります。




小型表示器タイプのソフトウエアを変更しました(2010/12/21)

変更点は
・日付を年を省略して月日のみにし UTCまたはGPSの区別を表示するようにしました
・ロック時には10MHz及び1PPSの誤差を表示するようにしました
・ホールドオーバー時にはホールドオーバー継続時間を表示します。
ロック時

ホールドオーバー時


おまけ
秋月の 「超小型LCDキャラクタディスプレイモジュール(16×2行 白抜き)」は小型で見てくれもいいのですが
バックライトのために2本ピンが増えています。
でも秋月には14ピンはあるのですが 16ピンストレートのヘッダーピンソケットがありません
そこで14ピンの配線だけでバックライトが点くようにする改造しました
以下はその方法です。